セサミリモコンで開けゴマ、おそらく一番安くてラクな方法
鍵のIoT化をずっと考えていたんだが、やっと使えそうなのが出てきたので買ってみた。
セサミ スマートロック | CANDY HOUSE JAPAN
レスポンスを早くするためにWifiモジュールもポチ。8000円ちょい。安くなったもんだ。Wifiモジュール用のUSBコンセントが別途必要だが、余ってるのがなければダイソーで買えば200円ぐらい。
さてスマホで設定して、手ぶら解錠だーと思っていたが、スマホを忘れると終わってしまう。
またいちいち出すのもめんどくさい。iPhoneは背面タップで開けられるらしいので、Androidでも同じことができるようにと入れたアプリがこれ。
背面タップ以外にもいろんなトリガーがあるけど、いちいち出さなくていいのはやっぱり背面タップかな。
これを解錠のアクションと紐付ければいい。
一番簡単そうなnfcでやることにした。
emunfctagというアプリを入れる。
道ばたのノート: 【SESAMEサイクル(SESAMEシリーズ)】 NFCタグをエミュレートするアプリをつくった (Android) (zmzlz.blogspot.com)
これ、すばらしい。設定画面がスクロールできないけどそんなのどうでもいい。
起動中インスタンスを読んじゃうと設定画面になっちゃうので、新規インスタンスで起動するのがミソ。tasker等のタスクから呼べる。
新規で起動するとセサミアプリを呼び出して、nfcをかざしたよという命令を出してくれる。なのでセサミアプリとemunfctagには事前にnfcタグやICカードの登録が必要。
でも実際に毎回nfcで開けるわけではないので、最初の登録の1回のみnfcが必要。
あとは背面タップでemunfctagが呼び出されてそいつがセサミアプリに解錠させる。
スマホがポッケに入ってるならまあまあ快適。
かばんの場合はやっぱり出さないとだめ。
あとスマホ持ってない子供もだめ。
忘れるのはもっとだめ。
と、ここまではググればなんとかみつかる。みんな言ってるのが、リモコンほしいってこと。そりゃそうだ。かばんに結んでおけるしね。
nfcタグやICカードをかざして解錠でもいいんだけど、読み取り機をドア周辺に取り付けなきゃならないので電源確保などとたんにめんどくさくなる。窓ガラス越しに読み取り機を中においてタッチ、というのも試したが、全然反応しないのでだめ。
こういうときによく出てくるスイッチが、Amazonダッシュボタンやその他IoTスイッチだが、仰々しすぎるし高くてだめ。
Flic2という選択肢もなくはないけど、下手すりゃ本体より高い。
Flic 2|ボタンプッシュで様々なデバイスをコントロール可能なスマートワイヤレスボタン「フリック2」 - ガジェットの購入なら海外通販のRAKUNEW(ラクニュー)
確実性は劣るけど、やっぱりBluetoothシャッターリモコンを使うことに。ダイソーで300円の魅力には勝てない。こんなのでもなんでもいい。
改造不要。リモコンボタンは音量upに割り当てられているので、これを押すとemunfctagを起動するTaskerタスクが動けばいいのだ。
必要なアプリはこれ
Button Mapper: Remap your keys - Google Play のアプリ
音量upボタンにアクションを割り振れる。一応誤動作を防ぐためにダブルクリックに割り当てた。Advanced->Tasker taskとやるとインテントがコピーされるので、TaskerプロファイルのトリガーにEvent->systemがあるのでそこの値に入れてやるだけ。オプションは空白のまま。
この一連の動作を激安Android(ただしNFC付き、OSは5以上。おサイフはなくてもいいらしい。SIMもいらないので赤ロムでもOK)に仕込んで充電しっぱなし、画面つけっぱなし(画面offだとButton Mapperが反応しないことがあるらしい)で窓際にでも置いておけばよい。結露を考えると防水のほうがいいかも。ラズパイよりハードル低い、と思う。
早速2000円ぐらいで買ってきて、セサミアプリ、emunfctag、Button Mapper、Tasker、Darker(つけっぱなしで画面超暗くするため)を入れてみる。リモコンをペアリングして、いざ、ダブルクリック!
ウィーガシャン <- これ英語でなんて言うんですかね?
「おおおお」
ジャンクの液晶モニタのコンデンサを変えたら映った時のような声が出る。
これでスマホいらない。ビバ、手ぶら生活。たまに「手ぶらレス」と言ってる人を見かけるが、わかってないと思う。もし壊れても、またやればいいだけ。ハードルは高くない、はず。
ただし、リモコンの電池が切れると当然開かない。横にオンオフスイッチがあるので、こまめに切るとかしないといけない。AutoPowerOffも一応ついてるらしいけど。まあこれくらいはしょうがない。4人家族でも、3000円ちょっとで全員分のリモコンがつくのだから。
万が一のために、ダイヤルで開くものの中とかに物理キーも入れておきましょう。
Amazon.co.jp: キーボックス - オフィス収納: 文房具・オフィス用品
あとはオートロックの精度を高めるために、ドアセンサーつけてセサミとAlexa連動させれば、まあ満足できる感じです。
追記
Bluetoothシャッターリモコンは1分30秒で電源が切れる仕様だそうです。
どれかボタンまたは電源スイッチでまた電源がはいるそうな。
ということは、Button MapperなくてもBluetooth接続をトリガーにしてTasker taskを起動できればもっと簡単。
Bluetooth Auto Connect - Devices Pair & Connect - Google Play のアプリ
とかだとまさにそれができるし、Taskerで定義してもいい。再接続がたまにうまく行かない時があるので、Bluetooth Auto Connectの方がおすすめ。
こうすると、電源スイッチは触らずに帰ってきたら何かボタンを押す->Bluetoothがつながる->taskが起動->解錠、まで多分最短な感じです。