Androidドライブレコーダーの録画ファイルを全自動クラウド保存
そういうサービス付きのレコーダーの人は対象外で。とにかくお金をかけないでやります。
1万円ぐらいのAndroid中華ミラーを買ったらドラレコアプリが入っていて、勝手に起動しちゃって消せない。もう昔みたいに中華製品は最初からrootが当たり前、ではないのだ。Dailyroad Voyagerとかで置き換えられればよかったのに。
SDカードに設定した分数ごとに前用と後ろ用で2つのファイルを作っていく。拡張子はtsなのに、コーデックは264でビットレートは4Mとかなので、1分でも50MBぐらいになってしまう。激安128GBカードでもすぐ埋まっちゃう。自動上書きされるけど。
これは運用上よろしくないので自動でクラウドに保存できないか考えてみた。
まず、Googleフォト。容量無制限期間中は良かったが、問題は拡張子(tsはフォトの自動アップロード対象外なのでm2tsとかに自動リネームの仕組みが必要。taskerでチャレンジするも、開き中のファイルの処理がちゃんとできなくて挫折)と帯域で、楽天のUnlimitを使ってもエリア内の上りは7Mbpsぐらいなので追いつかない。7Mbps*60sec/8だと、全開でほぼ同じファイルサイズ。しかもアプリからの自動アップロードだとこんなに出ないし、なぜかたまにしか動いてないような怪しい挙動をするので、いまやP2PのデファクトのSyncThingを使って自宅サーバに転送、そこからデスクトップアプリを経由してフォトにアップロードしてみた。拡張子のリネームもバッチで組めるし、いい感じに帯域を使い切ってくれるので、まあこれでいいかとしばらく運用していた。
タダなのでそれで運用していたが、フォトの無制限がただじゃなくなった&楽天モバイルの1年無料が終わったので他の方法を考えなくちゃいけないことに。
2つ決めなきゃいけない。
1. 帯域を使わない転送方法
2. 保存先
楽天モバイルはいま他に動けないので、月1GBまで無料の枠で頑張る方向に。ドラレコ動画の転送とYoutube再生を除けば、地図アプリとかしか消費しないので1GBあれば余裕と判断。そう、今まで使ってたのはほぼほぼアップロードのみ。
あとはインターネットを使わずに車から直接Wifiの届かない家に動画転送する方法を考えなくちゃならない。
なら自宅まではWifiのみで行けるから金がかからない。
というわけでまたSyncThing。車に乗ってるときはスマホをWifiルータに自動でつなげればローカルでの転送になり、前みたいなインターネット経由よりは全然早い。SyncThingのグローバル検索をOffにするのがコツ。
家に帰ると家のWifiで自宅サーバに自動でコピーされる。スマホからダイレクトにクラウドへ、というのも可能だが、前述したようにファイルサイズがでかい&無料の無制限クラウドがない、という理由で、一度自宅サーバでh265で圧縮し直す。サイズは約1/12に。そしてデスクトップアプリでクラウドに送るわけです。
まあ、家のネットも別回線の楽天(無料中)、なので50Mbpsとかの速度は出ませんが、固定回線代わりでの非同期転送なので、そんなに気にはなりません。車から直転送だと、ギガも消費するし絶対終わりきってないのにエンジン切るのがはばかられることもあってメンタルに良くないです。
で、どこに保存するか。無料枠で考えると、Teraboxの1GBやDegooの100GBは魅力ですが、エンコード等の処理をしてから上げることを考えると、コマンドからのバッチ処理に対応している必要があります。有力なのがMegaですかね。25GBですが、Megacmdというコマンドラインツールセットがあり、バッチファイルから呼び出せます。注意しなきゃいけないのは、このツールセットは要するにexeじゃなくてbatのセットなので、他のバッチから呼ぶときにいちいちcall文で呼ばないと処理が帰ってこない点です。
容量的にどうかというと、
中華ミラー(32GBのMicroSD) → スマホ(32GBのMicroSD) → 自宅サーバ(このぐらいなら余裕の容量、さらに1/10以下に圧縮) → Mega(25GB)
ですから、自宅サーバでエンコードしたら元ファイルを消して、削除が中華ミラーとスマホにも反映されるようになればなんとかなるかと思ってます。自宅サーバ→Megaもコマンドでアップロードして、ローカルからは削除、というのが実は他の同期サービスだとできない。ここは削除を反映させたくないわけです。だってローカルに残しておくなら最初からクラウドいらない。
しばらくこれで運用してみようと思います。
なんだか書いてて、Toyota Wallet → 6gramみたいな、多段カードポイント乞食と変わらないかも、と思ってきた。金かけない、という点で、目指すところは一緒なのかも。